構造からヒアルロン酸を知ろう

ヒアルロン酸という言葉を良く聞くようになりましたが、これは効果が認められて多くの人が必要だという思うようになったからでしょう。しかし、この名前は一体誰がつけたのでしょうか。まずこの名前がつけられたのは、1934年です。アメリカのコロンビア大学教授が命名したそうですが、もともとは牛の目のガラス体という部分のものを指していたそうです。ガラス体というのは、目の中で光が進んでいく部分ですが、ガラス体が曇ってしまうと目が見えなくなってしまうというくらい重要な部分なのです。

アメリカのコロンビア大学の教授であったカールマイヤーは、牛の目のガラス体からヒアルロン酸を分離したため、ガラス体が語源となっているようです。ガラス体という意味のギリシャ語「Hyaloid(ヒアロイド)」とウロン酸「Uronic acid」とから名前をつけたそうです。国際命名法では「ヒアルロナン」というようにいうようですが、日本ではこの言い方はまだ浸透していなくいようです。

ではヒアルロン酸はどんな形をしているのでしょうか。少し粘り気のある性質がありますから、かなり複雑な構造をしていそうなのですが、実際には直線構造をしています。分解すると二つの物質になります。一つはN−アセチル−D−グルコサミンと呼ばれる物質。もう一つはD−グルクロン酸と呼ばれる物質です。N−アセチル−D−グルコサミンは、略してグルコサミンと呼ばれることもあるそうです。この二つの物質が交互に並んで長い鎖のようになっているようです。

ヒアルロン酸には種類があるかというと、化学的な意味ではそれほど違いはなく、N−アセチル−D−グルコサミンと、D−グルクロン酸からしかできていませんが、違いとしてはその長さにあります。長ければ粘り気が強いドロドロしたものになり、短ければ粘り気の少ないさらっとしたものになります。人間以外のものであっても、化学的な違いはないようです。

ヒアルロン酸は関節に注射する薬として使われていますが、実は人間よりも馬の方が先に治療に用いられたようです。走れなくなった競走馬の関節に注射したことで効果が確認され、人間に応用されたのはその後のことだと言われています。

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